今回もご紹介事例について、お話したいと思います。
炭火焼飲食店舗の開業時のことでした。
店舗は路面に面した1階店舗で2階から上のフロアーはすべてオフィス。お店では客席でお客様ご自身が食材を炭火で焼いて楽しむというスタイルのお店です。
もちろん、ビルオーナーは「煙・臭い」の事を気にします。そこで、屋上まで排気ダクトを設置いたしました。9階建てのビルなので、かなりの設備です。ポイントは、この排気量増加に合わせて、吸気口の増設も必要になります。吸気口を設け、吸排気バランスの容量計算を行い、これで「煙・臭い」の対策がはじめて万全となります。
たまに経験されませんか?
お店の扉を開けようとすると、とても重く、吸い付くような感じの時……。
このような店舗は、「吸気」・「排気」のバランスが保たれていません。排気量の方が吸気量を上回ると、空気を室内に取り入れようとして、扉が引き寄せられる現象が起きます。室内換気が十分なされない状態ですね。
お店がオープンしてからの改修工事はかなり非効率的。設備については、充分話し合っていただく必要がございます。ISO不動産では、吸排気バランスの容量計算もお請けしております。お気軽にご相談ください。