今回は、不動産投資において収益の核となる「インカムゲイン」についてお話致します。
「はじめに」で少し触れましたが、インカムゲインは、資産を保有することによって得られる継続的な利益です。
不動産投資の場合、インカムゲインは「家賃収入」を表します。
そして、物件価格に対し、1年間に受け取ることができる家賃をパーセンテージで表したものを「利回り」といい、不動産を購入するときは、この利回りを判断基準のひとつとします。
たとえば、1億円の収益物件が利回り9.6%で売り出されていたとします。
この場合の年間の家賃収入は
1億円×9.6%=960万円
となります。これが不動産投資におけるインカムゲインです。
cf)投資用マンション概要書の見方「利回り」
不動産投資において、利回りは「表面利回り」と「実質利回り」の2種類あります。前者は単純に物件価格に対する年間の家賃収入を表し、後者は家賃収入から維持費や固定費を差引いたものです。
cf)収益物件は利回りを最重視?
では、不動産投資において、利回りはいくらぐらい見込めるのでしょうか。
以下、現在大阪市内において市場で流通している平均的な表面利回りです。
新築〜5年 | 6年〜10年 | 11年〜20年 | 21年以上 | |
鉄筋コンクリート | 8%前後 | 8%〜10% | 9%〜11% | 11%以上 |
鉄骨 | 8%〜9% | 9%〜10% | 10%〜11% | 12%以上 |
収益物件の利回りは、築年数や構造によって異なりますが、地域によっても相場は異なってきます。
この数字は他の金融商品ではなかなかお目にかかれない数字です。
<参考>主な金融商品の金利
商品 | 金利 |
普通預金 | 0.02% |
定期預金(10年) | 0.2% |
個人向け国債(10年) | 1.2% |
外貨預金(豪ドル) | 3.7% |
不動産投資の利回りは、魅力的です。