前回は、団体信用生命保険の種類についてお話しましたが、今回は団体信用生命加入の際に気をつけるべきポイントをお話します。
団体信用生命保険は「生命保険」です。
生命保険に加入している方はご経験があると思いますが、加入の際は「告知」が必要になります。現在の健康状態をありのままに告知(「はい」「いいえ」のどちらかに○をする)しなければなりません。
記載の内容は、最近3ヶ月以内の健康状態や過去2年ないし5年以内の入院の有無、医師からの指摘があるかないか等々が記載されています。
ここで気をつけておくべきことは、過去に傷病暦がある人が告知事項に当てはまるにもかかわらず事実を告げず加入した場合は、被保険者に万が一のことがあってもローンが決済されないことがあります。
いわゆる「告知義務違反」です。
万が一のときに残された遺族のことを考えて、ありのままを告知しましょう。
そして、健康状態が問題で加入できなかった場合は、ローンの利用額は制限されますが、団体信用生命保険の加入が条件とならないローン(フラット35やプロパーローン)のご検討をお勧めいたします
次回は、がん、三大疾病保障付団信の盲点を探っていきます。