住宅購入諸費用の中には「火災保険」もあります。
この費用は、住宅ローンを利用する金融機関のルールによって、かなり準備する金額に差が出ます。
例えば35年のローンを組む場合、35年分一括で火災保険加入を促す金融機関もあれば、保険金額、年数等すべて任意で、とにかく加入してくださいという金融機関もあります。
同じ保険金額で10年一括と35年一括では準備する保険料が3倍以上も変わります。
もちろんこれは、損得では比較するものではないし、むしろ35年一括で加入したほうが保険料は割安になります。
ところが、初期費用を抑えたいユーザー様には、少し弊害となります。
申し込む金融機関の選択が可能な場合は、このあたりも検討材料として選択したほうがよいかもしれません。地震保険については、ほとんどの場合任意加入ですが、この加入についてはお客様によって考え方にかなりばらつきがあります。
また生命保険については、その保険料はローン返済に含まれており強制加入です。
強制加入ということは、逆を返せば生命保険に加入できない方はローンが借り入れできないということです。完治しているが、過去に大病を患い入院経験がある方は、物件探しの前にこの点を先に相談する必要がありますね。
以上、概要からはじまって6回までお送りした住宅購入諸費用シリーズですが、その額についてはそれぞれのケースによって変わってきます。また、意図的に初期費用の出費を抑えることも可能です。
より具体的な費用をお知りになりたい方は、お客様の購入条件をお送りいただければ適切なアドバイスをさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。