マンションを購入した後にかかってくる費用で、もうひとつ重要なものが「修繕積立金」です。
前回ご説明した「管理費」は、マンションを管理運営していくためにかかる費用でしたが、この「修繕積立金」というものは、マンションを修繕するときにかかる費用を毎月積み立てていくもので、特に新築マンションに関して言えば、その資金を使う時期は10年、20年後に向けてのものです。
管理組合は、長期修繕計画をたて、修繕に必要な費用を想定して積立金を設定します。積立額は、購入するマンションの構造や戸数、修繕計画によって異なりますが、毎月3,000円程度の新築物件もあれば、毎月10,000円を超える中古物件もあります。物件の購入を検討されている方は、月々のコストにこの「修繕積立金」もしっかり入れておきましょう。
また、新築マンションを購入される方は、最初に「修繕積立基金」として30万円~50万円程の資金が必要になります。モデルルームで契約の席について説明を受けているときに、初めて知る方も少なくないので、しっかりと把握しておくと良いですよ。