さて、今回より維持管理業務についてお話致します。
維持管理業務の中でも核となるのは、「滞納督促」業務です。
管理会社の評価は、満室状態を常に維持していくのは当然のこと、滞納者を出すことなく、安定した収益をオーナー様にお届けすることが評価につながります。そして、この督促業務はそれなりのノウハウが必要になり、個人のオーナー様の自主管理ではなかなかうまくいかないのが現状です。滞納者については、「不動産投資のリスク6(滞納者リスク)」でお話しましたので、今回は督促方法についてお話いたします。
督促の方法については、あらゆる手段を駆使して行っていきます。
まずは電話連絡です。大半の方は、電話で連絡を行い、振込期日が確認できれば皆様ご対応いただけます。そして連絡が取れない方には訪問をしていきます。滞納者の中には、訪問しても居留守を使ったりする人も中にはいらっしゃいますので、そのような方には、督促状を配布し、マメに訪問をかけていきます。
どうしてもコンタクトが取れない場合は、連帯保証人へ連絡をします。賃貸借契約において、連帯保証人を立てる意義はこのためにあります。連帯保証人すらも連絡が取れず、どうしようもない場合は法的手続きへと移っていきます。
滞納の督促は、時間と労力がかかりますが、非常に大切な業務です。
また、滞納者を防止するために、昨今では保証会社への加入が賃貸借契約の条件に付帯されることが一般的になってきております。保証会社に加入いただくことで、万が一滞納リスクをカバーできます。
次回はトラブル処理についてお話します。