これまで不動産投資におけるリスクをいろいろとご説明いたしましたが、今回からどのような仕組みからリターンが発生するのかに迫っていこうと思います。
どのような仕組みからリターンが発生するのか、しっかり把握していきましょう。
これからが不動産投資の醍醐味です!
投資に興味のある方は、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」という2つの言葉を聞いたことがあると思います。あらゆる金融商品に共通するリターンですが、この2つのリターンが不動産投資にも当てはまります。
「キャピタルゲイン」とは、保有している資産の価格が変動することによって得られるリターンのことです。株式投資を例にあげると、1株=1,000円で購入した銘柄が1年後に1,200円に上がった時点で売却したとします。この場合、1株あたり200円の利益を受けることができます。この利益が「キャピタルゲイン」で、保有資産を売却した時点で発生します。
一方、「インカムゲイン」とは、資産を保有することで得られるリターンのことをいいます。たとえば、株式投資の配当金、投資信託の分配金、FXのスワップ金利によって得られた利息、銀行預金の利息もこれにあたります。いずれも資産を保有することで得られるリターンです。
では、不動産投資に置き換えた場合、この2つのリターンはどのような形で発生するのでしょうか。
次回より、不動産投資における「キャピタルゲイン」「インカムゲイン」この2つの真髄に迫っていこうと思います。